台湾有事について

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 最近、実しやかに話題に上るようになった、
台湾有事って本当に起こるの?

こちらの記事は「大人の学び直しTV」を引用、まとめたものです。
台湾有事 = ”中国が台湾に侵攻する”事態 を指しています。しかし、多くの専門家は、どうして”近い将来、起こる”可能性について言及しているのでしょうか?

そもそも台湾って?

 台湾は日本の与那国島から約110kmに位置する面積約3万6,000㎢の人口約2,300万人の島国です。
 面積は九州よりやや小さいくらいですが、人口は九州の2倍弱です。

 島国と書きましたが、実際は、国際的には”地域”として扱われており、未だ国とは認められていません。
 その弊害として、国連や国際機関に”台湾”として加盟できていないことが上げられます。

主張の違い

 中国にとって台湾は ”わが国の1つの省(わが国の領土だ)”
 一方の台湾側は、これを強く否定し ”共産党による独裁状態の中国とは、別の国” としています。

 この中国の主張が強硬なため、いずれ武力で台湾を支配するのではないか、と言われているのです。

中国と台湾、その歴史と地政学

 台湾はもともと何処にも属さず独自の文化を持つ島であったという点は沖縄と似ている。
 その昔、いくつかの先住民が、沖縄や対岸の大陸とわずかな交流を行いくらしていたが、世界からはほとんど注目されてはいなかった。

 しかし、17世紀、オランダの東インド会社は、台湾に拠点を置き、中国人を移住させて米やサトウキビなどを耕作させ、多額の利益をあげた。このオランダの台湾支配は約38年間続いた。

激動の時代へ突入

明の鄭成功政権

 1661年、そんな台湾に中国・明の官僚がやってきて、オランダ人を追放するも、大陸の明は、ほどなく満州族の清に滅ぼされてしまう。
 当初、台湾にやってきた明の官僚、鄭成功は、その状況を打開する為、抵抗拠点を台湾に移した。
 これは事実上、台湾で初めて、中国人が政権を持った始まりであった。

 (*ちなみに、この明の官僚だった鄭成功は、長崎県出身で、父が中国人、母が日本人だったと言われている。)

 台湾に渡り、ほどなくして亡くなった鄭成功に代わり、その子孫が23年間政権を維持するも、最後は結局、清に滅ぼされてしまった。
 

 

 

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